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レーシングドライバー新田守男さんに聞く!「カー用品の選び方指南」タイヤも日々の健康管理が大切です!

新田 守男2019/10/11

黒くて丸い物体、タイヤ。どれも同じように見えるけど、何が違うの?どうやって選んだらいい? そこでレーシングドライバー新田守男さんに「タイヤの選び方」を教わるシリーズ、第4回は、タイヤの日々のメンテナンスについてお話を伺いました。


普段のタイヤメンテナンスの要は空気圧

――前回まで、タイヤ交換やタイヤそのものの重要性についてお話を伺ってきて、安全のためにタイヤがどんなに大切か、よくわかりました。タイヤ交換の他にも、普段から気を付けることがあれば、教えてください!――

まず知ってほしいのは、タイヤは普段のメンテナンスこそが大事だということ。いくら高性能で新しいタイヤでも、普段のメンテナンスがおろそかでは、せっかくの性能を発揮しないし、何より危険だからね。そして普段のメンテナンスにおいて、一番大事なのは「空気圧」。車にはそれぞれ適正な空気圧が決められていて、それよりも低すぎたり高すぎたりすると、タイヤと車の性能を発揮できないどころか、最悪は事故につながるケースもあります。

たとえば、空気圧が低いとタイヤが潰れやすくなるので、ハンドルがとられる、カーブで車がふらつく、雨の日にハンドルやブレーキが利きにくくなることがあるし、タイヤがたわんで路面との接地面積が大きくなる分、転がり抵抗が大きくなって燃費も悪くなります。反対に空気圧が高いと、タイヤが路面と接触する「トレッド」の真ん中が異常摩耗して、タイヤの寿命が短くなったり、路面からの衝撃に反応しやすくなるので、車がバウンドして乗り心地が悪くなったり。タイヤの空気圧は、安全性や乗り心地、燃費への影響が大なんです。

月1回の空気圧チェックで、気付かないタイヤの異常も発見できる

――タイヤの空気圧の管理は大切なんですね。――

タイヤの空気圧は、タイヤそのものに問題がなくても、自然に抜けていくものなんですよ。大体、1カ月で5~10%漏れると言われています。あと、意外と多いのが「スローパンクチャー」。タイヤが釘などの異物を踏んで、空気が少しずつ抜けていってしまう現象で、気づかないまま高速道路を時速100キロで走行してバースト(タイヤ破裂)、なんて事態にもなりかねません。

問題は、自然な空気漏れやスローパンクチャーのように、少しずつ空気が抜けていく場合、ドライバーは変化に気づきにくいということ。気付いたときは遅かった――なんてことにならないためには、毎月1回、ショップで空気圧チェックをしてもらうのが一番! そうすれば、ドライバーが気付かないタイヤの異常や空気圧の変化も、一発でわかりますよ。

乗るたびにマイカーのタイヤをチェックしよう!

――早期発見早期治療。人間と同じですね! 他にもチェックポイントはありますか?――

もう1点、普段からチェックしてほしいのは、タイヤの傷。よく、縁石や駐車場の車止めなんかに、タイヤをこすったり、ぶつけたりしちゃうでしょ? そのとき、タイヤ側面の「サイドウォール」に傷がついて、バーストにつながることがあるんです。小さい傷でも、放置しておくと傷が広がることがあるので要注意。

縁石にぶつけたときは念のため、プロに診てもらってほしい。それだけでなく、できれば車に乗るたびに、自分でもタイヤをチェックする習慣をつけると、なお良いよね! 乗る前に4本のタイヤをぐるっと見て回って、亀裂や穴がないか、空気圧も、他のタイヤと違う潰れ方をしているタイヤがないか?などを確認する。もし「あれ、1本だけ他のタイヤよりも潰れている。空気が足りないのかな?」と気づいたら、定期チェックを待たずにショップで診てもらう――。そんな風に普段からタイヤに意識を向けることができるようになれば、それだけでも安全性はぐんと高まります。タイヤは、人の命をのせるもの。安全のために、普段から、タイヤの健康管理をしていきましょう!

新田 守男(にった もりお)/レーシングドライバー

1986年に富士フレッシュマンでレースデビュー。それ以降、‘90年全日本ツーリングカー選手権でチャンピオン、’94年より全日本GT選手権(現SUPER GT)で活躍を続け、’96、’99、’02年全日本GT選手権でクラスチャンピオンを獲得。2019年はK-tunes RC F GT3で参戦中。今期は開幕戦岡山、第3戦鈴鹿で優勝し、GT300通算最多優勝記録を22勝に更新。名実ともに記録を築いてきた「ミスターGT300」。