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カーグッズマガジン編集長の「あれコレ気になるカーグッズ」有事の備えは
気兼ねなくクルマに積める軽くて小さいもの

倉嶋 源2020/04/17

クルマ生活応援マガジン、Car GoodsMagazine(カーグッズマガジン)の倉嶋編集長のコラム。カー用品からアウトドアグッズまで、クルマ生活に関連するあれやこれや気になるカーグッズをピックアップ。今回は編集長が愛車に積んでいるイザというときに備えているアイテムを紹介します!


不測の事態に備えて

バッテリー不動時にジャンプスタートが可能なポータブルバッテリーも、かつての手提げ式大型タイプに比べると、驚くほど小型になっています

クルマの運転中、甚大なる天災に見舞われた経験は幸いにしてありません。ただ不測の事態は数多く経験してきました。いわば運行停止の状態ですね。突然、クルマがストップする。移動中だからこそ、寄る辺ない土地での立ち往生はかなり堪えます。よりによって、こんな場所で…。これまで何度つぶやいてきたことでしょう。真夏の炎天下におけるド渋滞中の阪神高速でオーバーヒート、深夜丑三つ時の東名高速で悪夢の電源シャットダウン、電波の届かない冬の峠道で陽も暮れるなか、通りの行き来は皆無……と、書き連ねるだけで身震いが止まらない悪夢です。

何度もイタい思いを重ねるたびに、イザという時の備えは増えていきました。それこそかつては工具の類いまでごっそり積んでいたんです。ただ、紆余曲折を経て、その備えは必要最小限になりました。
出先で出来ることって、結局限られるんですね。自分ひとりでどうにかしようと思っても、どうにもならないことのほうが多い。むしろ、やること全てが悪循環。無理して動き回るほどに、徒労はつきません。

悟りを開いたのは最近のことです。こんな時は、無理せず、人の助けに頼る。これに尽きます。
最近では、任意保険に付帯するレスキューサービスがとても充実しています。自身、これまで何度お世話になってきたことか。両手で足らないどころか、顔なじみになってしまった業者さんもいるほどです。
とはいえ、丸腰というわけにはいきません。少なくとも、助けが到着するまでの所在を確保しないとなりません。他方、あれもこれもと必要なものを足していくと、占有体積が増えて荷室も狭くなり、重さもかさんで燃費悪化も避けられない。有事の備えが日常の制限になってしまってはナンセンスの極みでしょう。

日常でも使い回しが効くこと

とどのつまり、必要なのは気兼ねなくクルマに積んでおける軽くて小さいもの。ひと言で言えば、こうなりました。
エンジンの始動が叶わない場合、半屋外でしばし時を待つ必要があります。防寒にも、そして日除けに雨よけにと、大きな布が1枚あるか否かで耐え忍び方もずいぶん変わります。折りたためて場所も取らずに重さもごく軽量で済みますからね。ちょっとした汚れ物を積む際の下地にも使えますし、予想外の出火を覆って消すこともできなくはありません。今では防炎用のタオルというものもあるので、どうせ積むならプラスαを求めるのがいいでしょう。
このご時世、何はともあれ電気がないと、どうにもならないことが多いですから、積んでおくタイプのポータブルバッテリーもひとつ欲しい。蓄電するものだからこそ、大きければ大きい方がいいのはもちろんながら、助けを待つ間と割り切るなら、大きさ以上に機能性を求めたほうが何かと好都合と考えます。
灯りとしてはもちろん、非常灯として赤色点灯できる備えがあると、有事の備えにはうってつけでしょうね。色合いや点灯方法を変えることで、光そのものも意味を持ちます。
そしてバッテリー不動でもエンジンを掛けられるジャンプスタート機能付きも、バッテリー突然死の不安も和らげることになり、車載常備の強い動機付けにもなります。
言ってみれば、イザという時だけの備えは、タンスの肥やしならぬ荷室の重しになりがちです。移動体であるクルマに積むからこそ、軽くて小さいという面のみならず、日常にあっても使い回しが効くことこそ大事。ホーム用の防災キットとは、少し考え方を変えたほうがいいかもしれません。

防炎タオルというものがあります。直接火をあてても、焦げ付きこそあれ、燃え広がりません

車載用に特化したポータブルバッテリーなら、非常灯に変えられるカバーなど、気の利いたオプションも充実しています

文・倉嶋 源

カーチューニング誌での丁稚奉公、新車雑誌での下働きを経て、2007年よりカー用品専門月刊誌・カーグッズマガジンの編集長を襲名。雑誌業界歴20年超の大半を通じ、オートアフターマーケット業界に身を捧ぐ。