そうだったのか!クルマのはてな匠の一問一答集
クルマに関するちょっとした疑問やお悩みを解決します。
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運転中に水没した!脱出方法を知りたい!
水面が窓枠より下にある場合でも、乗車時においては水没状態といます。
こういうケースでは、ドア開閉がままならない場合があるためです。その要因となるのが高い水圧です。ドア全体を覆う水深ではなくても、水圧のパワーは想像以上に大きく、いくら力を加えてもビクともしない場合があるのです。
そのため、いざ脱出を考える上で真っ先に行うべきことは、窓を開閉していざという時の脱出口を確保することです。浸水が進むことで電装設備にダメージを受け、窓の開閉ができなくなることも想定しておく必要があります。
またこうすることで、ドア開閉を容易にする効果も期待できます。浸水前ではビクともしなかったドアが、窓を開けて浸水を呼び込むことにより、車内外の圧力が等しくなって逆にすんなり開くこともあるのです。
とはいえ、この手段は最後の切り札。浸水状態に陥るなか、水圧が一定になるまでパニックに陥らずに待つことはなかなか難しいことです。