車についた傷の
修理方法や
修理代は?
更新日:2025年6月30日
車についた傷を放置するとサビや劣化の原因となり、車の価値まで影響を及ぼすため傷はできるだけ早く修理するのが賢明です。そこで本記事では、愛車を守るために知っておきたい、車の傷の種類から修理方法、修理費用、業者選びまで解説します。
車の傷にはどんな種類がある?

車の傷は注意していても避けることが難しいものです。運転中だけでなく、駐車中に隣の車のドアが当たる可能性がありますし、荷物の積み下ろし時や洗車時の不注意で細かい傷がボディにつくこともあるでしょう。ここでは具体的に傷の種類や、傷ごとの修理方法について紹介します。
擦り傷

縁石やポール、ブロック塀、ガードレールなどの障害物や他の車と接触した際にできる傷が擦り傷です。多くの場合、車の表面の塗装が剥がれてしまいます。擦り傷の修理方法は、まず傷周りの汚れを落として乾かします。浅い傷であれば、コンパウンドで磨くことで目立たなくなります。塗装が剝がれている場合は、タッチアップペンで色を塗り、乾燥後に磨いて仕上げるのが効果的です。
線傷

車の鍵やキーホルダーなどの鋭利な物が車のボディに接触し、塗装面に細長い線状の傷ができるのが線傷です。浅い線傷であれば、コンパウンドで磨くだけで目立たなくなります。塗装が削れている場合は、タッチアップペンで補修し、乾燥後に磨いて仕上げます。
ひっかき傷

道路脇にある植え込みの木々やドアの開閉時に爪が車に触れることなどでできる、ボディを引っかいたような傷がひっかき傷です。線傷と似ていますが、比較的、浅い傷はひっかき傷とされています。修理方法は、まず傷周りをきれいにしてからコンパウンドで磨くと、浅い傷であれば目立たなくなります。塗装が剥げている場合は、タッチアップペンで補修し、乾燥後に軽く磨いて仕上げます。
へこみ傷

外部から強い力が加わり、車の金属や樹脂パネルなどが凹んだ状態の傷がへこみ傷です。へこみ傷はボディの形状が変形するので、車につく傷としてはもっとも深い傷といえます。小さなへこみであれば、専用の機械やDIYキットを使って引き出す方法がありますが、中程度以上のへこみは、プロに修理を依頼するのが一般的です。
傷を放置するとどうなる?
塗装表面だけの浅い傷でも、長期間傷を放置していると、その傷の部分から水分や汚れが侵入して、塗装の内側でサビが発生することがあります。特に、塗装面が剥がれている傷はサビが広がりやすいため劣化がさらに進行します。放置したことによって、修理には時間を要し、費用が高額になる可能性があります。またボディの劣化は車両価値を下げ、査定額の低下にもつながります。小傷であっても早めに修理することが大切な愛車を守るためのポイントです。
車の傷の修理方法は?

車の傷の修理方法は「自分で修理する」か「専門業者に依頼する」の2つです。比較的浅い傷であれば自分で直すことができる場合もありますが、深い傷の修理や、塗装だけでなく板金が必要になるへこみ傷は専門業者に依頼するのがおすすめです。ここでは、自分で修理する場合と、業者に依頼した場合におけるそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
自分で修理する
軽度の車の傷であれば、コンパウンドやタッチペン、補修用スプレーなどを使って、自分で修理することができます。メリットは自分のタイミングで作業ができる点と、費用が抑えられる点です。デメリットはご自身のDIYの経験値によって、仕上がりに差が出る点です。塗装に色ムラが出たり、修理に失敗して傷を悪化させてしまったりする可能性もあります。予想外に傷が深い場合は、追加で道具や材料を用意する必要が出てきたり、修理にかかる時間も増えてしまい、結果的に費用や負担がかさんでしまうケースもあるでしょう。修理を始める前に、ご自身で修理できる範囲の傷なのかを正しく判断することもポイントです。
「自分で修理」について詳しく知りたい方はこちら
車の傷消し自分でやる時のポイント業者に修理を依頼する
「自分で修理するのが不安」「きれいに仕上げたい」という方は業者に依頼するのがおすすめです。依頼先はカーディーラー、板金塗装専門店、カー用品店があります。それぞれの特徴について解説します。
カーディーラー
カーディーラーに車の傷の修理を依頼するメリットは、メーカー純正の部品や塗装を使用して修理ができることです。パーツの交換が必要となった際も純正部品を使っての修理が可能です。
板金塗装専門店
板金塗装専門店で車の傷の修理を依頼するメリットは、メーカーや車種問わず幅広く対応してくれる点と専門店ならではの技術力があることでしょう。修理方法も予算に応じて提案してくれることも多く、柔軟に修理方法を選べることもメリットと言えるでしょう。
カー用品店
カー用品店に車の傷の修理を依頼するメリットは、専門店同様の技術力と比較的リーズナブルな価格設定です。軽度の傷であれば短時間で修理できるケースもあり、店舗数が多いことも嬉しいポイントです。またポイント還元や割引特典などを用意している店舗もあります。多くのカー用品店では、無料お見積りで相談が可能ですので、愛車の傷の状態をチェックしてもらいましょう。
業者ごとの特徴を踏まえたうえで自分に合った依頼先を選ぶことが大切です。次の章では、業者に修理を依頼した場合の修理費用の相場を解説します。
業者に依頼した場合の
修理代はどれくらい?

車についた傷の修理費用は、傷の大きさや種類、修理方法によって大きく変わります。ここでは業者に依頼した場合の一般的な修理費用の相場を紹介します。
費用相場
車の傷を業者に修理依頼をした場合の修理費用は、傷の状態や修理内容によって変動します。軽度の傷であれば約2万円から修理可能なケースもあります。塗装が剥がれて下地が出ているような傷であれば、約3万~6万円、へこみ傷は約5万~10万円が相場です。車種によってカラーが特殊な場合や、色合わせが必要なケースでは、別途料金がかかる可能性があります。
費用が変動する要因
車の傷の修理費用が変動する理由は、傷の種類や大きさ、深さ、修理箇所、ボディーカラーなどによって、修理内容が変わるためです。浅い傷であっても修理範囲が異なれば費用は変動しますし、へこみを伴う深い傷は、塗装だけでなく板金も必要になるため、費用は高くなります。また、ドアパネル、パンバー、ボンネットなど修理箇所によっても費用が異なります。さらに、特殊なボディーカラーの車種は、色合わせが必要となるため修理費用が高くなる傾向があります。また同じ傷であっても、修理を依頼する業者によって修理費用は異なる場合があります。
修理を依頼する際は、車の傷の状態を正しく分析し、適切な修理方法を提案してくれる信頼できる業者を選び、事前にお見積りをとることをおすすめします。
自分で修理か業者に依頼か、
判断のポイント
車の傷を自分で修理するか業者に依頼するかは、傷の深さや範囲、修理箇所など総合的に判断して選択することがポイントです。塗装が剥がれていない細かいひっかき傷や浅い擦り傷であれば、コンパウンドやワックスなどを使って比較的簡単に自分で補修できます。しかし下地まで見える深い傷やへこみ傷の場合は、無理に自分で修理しようとすると傷が悪化する可能性があるので、業者に依頼したほうが安心です。
車の傷の修理はジェームスがおすすめ!

車の傷は放置するとサビの原因になることもあるため、傷がついたら、なるべく早く修理する事が車に優しく賢い選択です。とはいえ、どこに修理を依頼すればよいか、また修理費用についても不安になる人も多いでしょう。そこでおすすめしたいのが『早い・安い・きれい』をコンセプトにしたジェームスの「お手軽クイック板金」です。バンパー修理(10×15cm)なら、19,800円(税込)から修理可能で、最短3時間で完了します。まずはお気軽に無料お見積りをご利用ください。
※お手軽クイック板金は一部実施していない店舗がございます。
「ジェームスお手軽クイック板金」について
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まとめ
車の傷は軽度の傷であっても放置すればサビや劣化の原因になるため、できるだけ早く修理をするのが賢明です。また車の傷の修理は自分で補修できる場合もありますが、傷の状態によっては業者に依頼したほうが仕上がりがきれいで、費用対効果も高くなる傾向があります。修理方法に迷った時は、無料見積りで気軽に相談できるジェームスの「お手軽クイック板金」を活用しましょう。
よくある質問
傷を放置したらどうなる?
- 小さな傷でも放置するとサビが広がり、悪化することがあります。早めに修理をすることでトラブルを防ぎ、費用を抑えることにつながります。
車についた傷の修理方法は?
- 車についた傷の修理方法は、傷に合わせてコンパウンドやタッチペンなどを用意して自分で修理を行うか、業者に依頼して修理する方法があります。小さな傷に見えても実は深かったということもあり、見た目では判断が難しいこともあるので、迷った時は業者に依頼するのがおすすめです。
車の傷の修理代の目安はどれくらい?
- 修理代は傷の深さや修理内容によって異なります。軽度の傷なら約2万円、塗装が剝がれて下地が見えている傷は約3万~6万円、へこみ傷の場合は約5万~10万円以上かかることがあります。
車の傷の修理について
詳しくはお近くのジェームスへ
この記事を執筆・監修した人
鈴木珠美(Suzuki Tamami)
カーライフアドバイザー&ゆるトレ講師。車専門誌、女性誌の編集者を経て、車のある暮らしにまつわる企画・編集・執筆。また運転疲れを軽減し、安全運転へ導くストレッチの監修も行う。女性の車生活を応援する「beecar(ビーカー)」編集長。その他、ワークショップの開催、TV・ラジオ出演等
※2025年6月30日時点の情報に基づいた内容です