キュルキュル音
故障!?
異音の原因と
対策まとめ

更新日:

エンジンを始動する時やアクセルを踏んで回転数が上がった時に、
いつもとは違う異音が聞こえたことはありませんか?
異音が聞こえたらそれは車からのSOSかもしれません。
そこで今回は異音の中でも『キュルキュル音』に注目して原因と対策を紹介します。

車のキュルキュル音の
原因は?

Vベルトのイメージ画像1

エンジンが回っているときに、エンジンルームから聞こえてくる音はさまざまです。その中でもキュルキュルと鳴く音がした場合は、エンジンと繋がっているVベルトから発生していることが多いです。Vベルトはエンジンの動力を発電機やエアコンのコンプレッサーなどの周辺機器(補機類)に伝える役割をしているゴム製のベルトです。

ここでは、キュルキュル音の原因をシーンごとに紹介します。

エンジン始動時・走行中・曲がる時に
聞こえる

特にエンジンの始動時やアクセルを踏んで高回転まで回したとき、ハンドルを大きく切ったときにエンジンルームからキュルキュル音が聞こえてきたら、Vベルトが緩んでいたり、劣化していたりすることがあります。それ以外の原因だと、発電機(オルタネーター)本体から音が発生している場合もあります。

エアコン周りから聞こえる

エアコン周りからのキュルキュル音も、ベルトの劣化や緩みなどが考えられます。エアコンを動かすのに必要なコンプレッサーが、Vベルトを介してエンジンの動力を得ているためです。またベルトの不具合以外には、エアコン内部の故障の可能性が考えられます。エアコンは負担が大きいため音が発生しやすい場所の1つです。

冬の寒い日だけ聞こえる

温度が低くなった冬の時期だけ、「キュルキュル音が気になるようになった」「音が大きく聞こえるようになった」という場合は、ベルトのゴムが硬化している可能性があります。ベルトの溝部に細かいヒビが入っていたら、硬化している1つの証拠です。

カタカタ音の原因は?

キュルキュル音だけでなく、カタカタ音やウォーンとうなるような音が、ベルトを介してつながっている補機類(エアコンコンプレッサー、オルタネーター、パワーステアリングプーリーなど)から聞こえてきたら、補機類本体の故障も考えられます。異音が気になったときはなるべく早く相談、点検を行いましょう。

異音に気づいたらまずは点検を!

車のキュルキュル音の対策

Vベルトのイメージ画像2

エンジンルームから聞こえるキュルキュル音はVベルトの劣化や緩みなどが主な原因。Vベルトが原因の場合ベルトを交換するか、ベルトの張りを調整する必要があります。ここでは改めてVベルトとはどういったものなのか、いつ交換した方が良いかを説明します。

Vベルトとは?

エンジンは車が進むための動力として使われるだけでなく、車に搭載されたさまざまな機器を動かす動力にもなっています。その1つがVベルトを介して行われています。Vベルトはエンジンから動力をとって、電装品などに電気を送るオルタネーターやエアコンを動かすエアコンコンプレッサーなどの補機類を駆動させる役割をしています。車によっては、1本の長いベルトで駆動するものや複数本のベルトが使用されている車もあります。耐久性が高く伝達効率が良いリブベルトとVベルトを使い分けしている車などもあります。

Vベルトの寿命(交換時期)

Vベルトはゴム製品のため、年数が経つほど摩擦ですり減り、亀裂や硬化、伸びなど劣化していきます。劣化したVベルトをそのまま使い続けると、最悪は切れてしまうことも。切れたら当然、車を走らせることができません。そうなる前にVベルトは適切なタイミングで交換することが必要です。

交換目安は2回目の車検の時期か走行距離50,000kmまたは5年経ったら交換のタイミング。ただし使用状況によっても交換時期は異なりますので、年間の走行距離が多い車や、悪路を走ることが多い車は、寿命が早い場合もあります。

異音は放置しても大丈夫?

ベルトが切れたイメージ画像

異音が発生しているのに放置することは危険です。キュルキュル音などの異音が発生しているということは、ゴム素材のVベルトが劣化している可能性があります。そのまま使用を続けるとベルトが切れることも。

例えば、車の電装品などに電気を供給しているオルタネーターを回すベルトが切れると、バッテリーに電気が供給できなくなるのでエンジンが停止してしまうのです。

少しくらいなら大丈夫と思わず、異音をキャッチしたらすぐに点検を依頼し、必要に応じてベルトの交換をすることが大きなトラブルを防ぐ方法です。

ベルトのセルフチェック方法

セルフチェックのイメージ画像

エンジンの近くの補機類に装備されているVベルトは、車によっては見づらい位置についていますので、無理のない範囲で、ヒビ割れしていないかを目視でチェックし、指で軽く押さえて緩みが出ていないかを確認しましょう。

また同時にエンジンをかけて、エンジン音を耳で聞くことも大切な日常点検です。定期的にベルトの緩みや、エンジン音をチェックすることで、普段と異なる違和感をキャッチしやすくなるはずです。マイカーの安全点検はトラブルを回避するコツ。違和感や異音に気づいたらすぐプロに相談しましょう。

お気軽にご相談ください

Vベルト交換
はどこでできる?

整備のイメージ画像

Vベルトの交換はディーラーやカー用品店、整備工場などで行うことが可能です。交換には専門知識が必要ですし、異音に対しても本当の原因を見つけるのは一般の方では判断が難しいので、プロに依頼しましょう。

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カー用品のジェームスの
ピットメニュー(部品代+作業工賃)

Vベルト交換

作業時間 : 60分~

※商品はお取り寄せとなるため、事前に点検が必要となります。
※国産車のみ対象、一部車種については対応できない場合がございます。
※一部店舗では実施していない場合がございます。

異音がしたら点検しよう

さまざまな補機類に動力を伝える役割を果たすVベルトは、破損すると車が動かないだけでなく、大きな損傷につながりやすいため、良好な状態を保つことがとても重要です。

Vベルト近辺から聞こえてくるキュルキュル音だけでなく、他のパーツから異音をキャッチしたら、何かしらの不具合が発生していることも考えられます。エンジン内部から聞こえてくるカタカタ音やシャリシャリ擦れるような音など通常とは違う異音が聞こえたら、点検をお店に依頼して不安を解消し、安心快適な車生活を送りましょう。

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よくある質問

車からキュルキュル音が聞こえる原因は?

聞こえる場所やタイミングによっても異なりますが、Vベルトの緩みや摩擦によるすり減り、ゴムが硬くなってしまったことなどが原因で聞こえるケースが多いです。

エンジン始動時しかキュルキュル音は
聞こえないから、放置しても大丈夫?

キュルキュル音が聞こえたらすぐに点検依頼をおすすめします。Vベルトの劣化が原因で異音が発生している場合は、そのままにしておくとエンジンが停止したり、オーバーヒートなどのトラブルが生じることがあります。

Vベルトの交換はどこでできる?

ディーラー、カー用品店、整備工場などで依頼することができます。

キュルキュル音のベルト以外の原因は
何がある?

オルタネーター等本体の不具合でキュルキュル音が発生することもありますが、一般の方が判断するのは難しいため、キュルキュル音などの異音が聞こえた場合はプロに見てもらったほうが安心です。

Vベルト、ファンベルト、タイミングベルトの
違いは?

Ⅴベルトは断面が台形型になっているベルトの形状のことをいい、エンジンの動力を補機類に伝えています。ファンベルトはファン関連の補機類を回すという役割を表しています。タイミングベルトはエンジン内部に組み込まれているベルトで、クランクシャフトの回転をカムシャフトに伝えています。

異音がしたらお気軽に
カー用品のジェームスへご相談ください!

カー用品店ジェームスの画像

ジェームスでは、運輸局認定工場・国家認定整備士が常勤。車をお預かりする際には、各所に防護カバーを使用するなど、取り扱いに細心の注意を払っています。
1台1台、ていねいに、お客様の車の作業を行わせていただきます。

時点の情報に基づいた内容です