ブレーキオイル
(ブレーキフルード)

交換時期費用

プロが解説

更新日:2023年1月31日

ブレーキを作動させるための重要な役割を担うブレーキオイル(ブレーキフルード)はその劣化によりブレーキの効きに大きな影響を与えます。そのため、ブレーキの効きが悪くなる前に適切なタイミングで交換することが大切。そこで今回はブレーキオイルの交換時期や費用など気になる疑問点について解説します。

ブレーキオイルとは?
(役割・種類)

ブレーキオイル

ほとんどの車で採用されている油圧式ブレーキにとって、ブレーキオイルはブレーキを作動させるための必要不可欠な部品の1つです。ブレーキフルードが正式名称ですが、ブレーキオイル、ブレーキ液と呼ばれることも多いです。ここから、ブレーキオイルの役割や種類などを解説します。

※このページでは、通称である「ブレーキオイル」を使用している箇所がございます。

ブレーキオイルの役割

ブレーキオイルの役割

車のブレーキは、ブレーキペダルを踏む力を、ブレーキオイル(ブレーキフルード)を介してブレーキパッドに伝えることで、ブレーキパッドとブレーキディスクロータ―に摩擦力を発生させ、車を減速または停止させます。
すなわちブレーキオイル(ブレーキフルード)は、車の減速、停止するために重要な役割を担っていると言えます。そのためマイナス50度でも固まらず、200度でも沸騰せず、圧力による変化が少ないなどの性能が求められています。

ブレーキオイルには種類がある

ブレーキオイル

ブレーキオイル(ブレーキフルード)の種類はグリコール系、シリコーン系と、鉱物油系と3つあり、一般的に車に使われているのがグリコール系です。シリコーン系は主にレース車両などに使用され、鉱物油系は、現在ではあまり使われていません。

規格はアメリカ運輸省が定めるDOT(ドット)規格があり、粘度や沸点などの違いによってDOT3、DOT4、DOT5、DOT5.1などで表示されています。通常の車にはDOT3、DOT4、DOT5.1が指定されています。サーキット走行車両にはDOT5を使用することがあります。
下図の通り、DOTの次の数字が大きいほど沸点などが高くなっていますが、高ければ良いというわけではありません。車のタイプ、使用環境によって適切な規格のブレーキオイルを使用する必要があります。

規格 ドライ沸点 ウエット沸点
DOT3
(グリコール系)
 205度以上  140度以上
DOT4
(グリコール系)
 230度以上  155度以上
DOT5.1
(グリコール系)
 260度以上  180度以上
DOT5
(シリコーン系)
 260度以上  180度以上

※ドライ沸点:新品時の沸点
※ウエット沸点:1~2年使用後の沸点
※粘度:数字が小さくなるほど柔らかく、数字が大きいほど固い

ブレーキオイル交換は必要?

ブレーキオイル交換

ブレーキオイル(ブレーキフルード)は、定期交換部品に指定されています。使用状況や年数によって劣化し、ブレーキが効かなくなる恐れがあるため定期的な交換が必要です。

ブレーキオイルを交換しないと
どうなる?

ブレーキ

ブレーキオイル(ブレーキフルード)を交換しないまま放置すると、ブレーキが効かないという事態になり大変危険です。
ブレーキオイルは吸湿性があるため、空気中の水分、チリなどを自然に吸収して劣化していきます。劣化すると沸点が低くなり、ブレーキオイルが熱を帯びた際、内部に気泡が発生します。そうなるとブレーキを踏んでも油圧が伝わりにくくなるため、ブレーキが効かなくなります。このような状態を「ベーパーロック現象」と呼びます。事故につながる可能性が高まるため、この事態を避けるには定期的な交換が重要です。
次の章ではブレーキオイルの交換時期の目安を紹介します。

交換時期の目安は?

ブレーキオイル

ブレーキオイル(ブレーキフルード)の交換時期の目安は、以下の通りです。

目安①:使用期間

ブレーキオイル(ブレーキフルード)の交換は2年ごとに1回が目安です。ただしスポーツ走行をされる場合は1年ごとに交換するのが良い場合もありますので、車の使用状況を踏まえて適切な時期に交換しましょう。

目安②:ブレーキオイルの色

ブレーキオイル(ブレーキフルード)の色はボンネット内に設置されたリザーバータンクで確認することができます。新しいブレーキオイルは薄いあめ色のような黄色ですが、使用するにつれて空気中の水分がタンク内に入り変色します。濁った茶系、黒っぽくなってきたら交換時期が近づいてきた1つの目安です。

ブレーキオイル

目安③:ブレーキオイルの残量

ブレーキオイル(ブレーキフルード)が入っているリザーバータンクには、上限(MAX)、下限(Min)の線が入っていて、上限と下限の間に液面があれば適量です。通常、ブレーキオイルは減ることはありませんが、下限の線近くまでブレーキオイルが減っている場合は、ブレーキオイル漏れか、ブレーキパッドが消耗している可能性があります。ブレーキパッドもあわせて点検しましょう。

交換作業はどこで頼める?

交換申し込み

ブレーキオイル(ブレーキフルード)はカー用品店、カーディーラー、整備工場などで交換することが可能です。ブレーキは安全な運転のために重要な部品ですので、確実に正しく作業を行うためには整備のプロに任せたほうが安心です。

自分で交換することは
おすすめできない理由

ブレーキ

ブレーキオイル(ブレーキフルード)は、自分で交換作業を行うことはおすすめできません。まず、ブレーキオイルの交換には専用のツールを用意しなくてはなりません。また、交換と言ってもエンジンオイル交換のように古いオイルを抜いて新しいオイルを注ぐだけでなく、空気が入らないように慎重な作業が求められるなど、専門的な知識や技術が必要となります。
ブレーキオイル交換での作業ミスはブレーキが作動しないという大きな危険を招くリスクがあります。そのため整備のプロに依頼することをおすすめします。

交換費用・作業時間は?

費用

ブレーキオイル(ブレーキフルード)の交換費用は5,000円~10,000円。お店や車種などによって価格は変動します。作業時間は車種によっても異なりますが30分程度です。

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安全な運転のために重要なパーツであるブレーキオイル(ブレーキフルード)の交換は、高い技術と確実な作業で行うジェームスのプロのピットスタッフにお任せください。適切な交換時期を見極め、交換作業を行います。
ピットメニューではDOT3、DOT4対応で、ハイブリット車にも対応。店舗によって料金が異なりますが、部品代+作業工賃込みで5,000~7,000円です。また一部の車種は出来ない場合もございますのでお近くの店舗にお問い合わせください。

ブレーキオイル交換料金は、
店舗ページよりご確認ください。

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まとめ

ブレーキオイル(ブレーキフルード)は車を止めるためにとても重要な役割を担っています。ブレーキオイルが劣化するとブレーキが効かなくなってしまう危険がありますので、効きが悪くなる前に定期的にブレーキオイル交換を行いましょう。

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※店舗により実施していない場合がございます。
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よくある質問

ブレーキオイルとは?

ブレーキを効かせるために大切な役割をしている部品の1つです。正式名称はブレーキフルードですが、ブレーキオイル、ブレーキ液と呼ばれることもあります。

ブレーキオイルの交換は必要なの?

ブレーキオイル(ブレーキフルード)が劣化するとブレーキが効かなくなるため定期的な交換が必要です。適切なタイミングで交換しましょう。

ブレーキオイル交換の目安は?

2年に1度が交換目安ですが、使用状況によっては交換時期が早まる場合があります。リザーバータンクに入っているブレーキオイル(ブレーキフルード)の色をチェックし、黒く濁っているようなら交換時期に差しかかっている可能性があります。

より高性能なブレーキオイルを
入れたほうがいい?

車に指定されたブレーキオイル(ブレーキフルード)の規格を入れましょう。

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この記事を執筆・監修した人
鈴木珠美(Suzuki Tamami)

カーライフアドバイザー&ゆるトレ講師。車専門誌、女性誌の編集者を経て、車のある暮らしにまつわる企画・編集・執筆。また運転疲れを軽減し、安全運転へ導くストレッチの監修も行う。女性の車生活を応援する「beecar(ビーカー)」編集長。その他、ワークショップの開催、TV・ラジオ出演等

※2023年1月31日時点の情報に基づいた内容です

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