バッテリー
上がり
対処法
バッテリー価格

まとめて紹介

バッテリー上がり

更新日:2023年8月31日

外出時に起きてしまうと困るのが車のバッテリー上がり。バッテリーが上がるとエンジンが始動せず立ち往生してしまいます。本記事ではバッテリー上がりが起きたとき、個人でどんな対処法があるのか、どんなケアが必要か、バッテリーを購入する時の価格の目安をご紹介します。

バッテリー上がりの
よくある原因とは?

バッテリー充電

バッテリー上がりの原因は整備不良のほか放電やバッテリー自体の劣化など様々です。ここでは、よくあるバッテリー上がりの原因を紹介します。

ヘッドライトや室内灯などの
照明のつけっぱなし

ヘッドライトや室内灯に供給する電力は車のバッテリーを使用しているので、車を動かしていない状態で長時間消し忘れを放置すると、バッテリー上がりの原因になります。

車をしばらく動かしていない
(自然放電)

普段から運転頻度が少なく、しばらく車に乗っていない状態が続くと、バッテリーに蓄電された電力が自然放電されて、バッテリーが上がることがあります。

寒い時期の運転

冬などの寒い季節では内部の抵抗が大きくなるのでバッテリー液の性能が下がりやすく、バッテリー上がりが起こりやすくなります。また、エンジンオイルも冷えている状態です。通常のときよりもエンジン始動時は多くの電力を必要とするため、バッテリーの負担が大きくなるのでバッテリー上がりが起こりやすい状況です。

夏の夜間。特に雨の日

夏はエアコンをはじめオーディオ、カーナビ、スマートフォンの充電など、電装品を多く使う季節です。さらに雨の日の夜間はヘッドライト、ワイパーも加わります。すべてバッテリーから電力を使うので電力消費によりバッテリーの負担も増え、バッテリー上がりが起きやすい状況です。

バッテリーの寿命

一般的にバッテリーの寿命は2~3年ですので、寿命が短いとバッテリーはバッテリー上がりが起きやすい状況になります。また夜間走行が多い、運転頻度が少ないなど、バッテリーへの負担が大きくなる車の使い方をしている場合はバッテリーの寿命はさらに短くなります。

バッテリーが上がった時の
症状や確認方法は?

バッテリー

これって本当にバッテリー上がりなの?と疑問に思うこともあると思います。ここではバッテリー上がりが疑われる症状を紹介します。

エンジンが始動しない

エンジンが始動しなくなったときはバッテリー上がりの可能性があります。エンジンを始動させたときに、すぐにかかっていたエンジンが中々かからなかったり、エンジンがかかるまで時間がかかるときは、バッテリーの寿命が近づいているかもしれません。早めにバッテリー点検を行いましょう。

室内灯やライトが点灯しない

バッテリー上がりが起こると室内灯やヘッドライト、ハザードランプも点灯しなくなります。

パワーウィンドウなどの
電装品が作動しない

バッテリーが上がると電気で動いているパワーウィンドウやオーディオ、カーナビゲーションなど電装品が動かなくなります。また、リモコンキーも作動しなくなるため注意が必要です。

バッテリー上がりの確認方法

バッテリーが上がっているかどうかを確認するには、エンジンを始動させるか、電装品が使えるかどうかをチェックする方法があります。
エンジンがかからなかったり、始動させてもスターターモーター(セルモーター)の回りが弱い場合はバッテリー上がりかもしれません。また、イグニッション電源をONにし、パワーウィンドウやライトなどの電装品が使えるかを確認する方法もあります。イグニッション電源はプッシュボタンでエンジンを始動させるタイプの車はブレーキを踏まずに、スタートボタンを2回押すとONになります。
また、鍵のタイプは2段階回せばONになります。

勘違いかも?
バッテリー上がりと似た症状もある

バッテリー

エンジンがかからない、電装品が動かなくなったなど、バッテリー上がりと似たような症状でも原因が異なる場合があります。その例いくつかを紹介します。

エンジンがかからない

エンジンを始動しても何も反応しない場合はエンジンを始動するためのスターターモーター(セルモーター)が壊れているかもしれません。

ガス欠

燃料がなければエンジンはかかりません。ガソリンランプが点灯したらなるべく早く給油するようにしましょう。

燃料ポンプの故障

エンジンを始動したときに「キュルキュル」とモーターが回転している音が聞こえてもエンジンがかからない場合は、燃料ポンプが故障し燃料が正しくエンジンに供給されていない可能性があります。

プラグのトラブル

プラグは圧縮された燃料と空気の混合気に火花を散らし爆発させる役割をしていますが、プラグにオイルがかかって濡れてしまうと火花を散らすことができないため、エンジンパワーが出ないというトラブルが起こることがあります。スターターモーター(セルモーター)が回っている音は聞こえるのにエンジンがかからないときはプラグのトラブルかもしれません。

ヒューズ切れ

バッテリー

車を含め電気を使って動く機器には規定量以上の電源が流れた際に通電を防ぐためのヒューズが取り付けられています。何らかのトラブルで、エンジンを回すために必要なヒューズが切れてしまうと、エンジンがかからなくなります。

その他

オートマチック車(AT車)の場合、シフトレバーはパーキングの位置に入れていないとエンジンがかからない仕組みになっています。「P」の位置に入っているか確認しましょう。
またスマートキーは電池切れになるとエンジンがかからなくなります。スマートキーの電池が切れた場合は車種によっても対処法は異なりますが、手動で鍵を開け、エンジンをかける方法が用意されているので、スマートキーの取扱説明書を事前にチェックしましょう。

エンジンがかからない、電装品が使えないなどのトラブルはいろいろな原因はありますが、バッテリー上がりが原因であれば、外出先で車が停まったとしても復旧することが可能です。ではバッテリーが上がったときの対処法を紹介しましょう。

バッテリー上がり対処法

バッテリーあがり

バッテリーが上がってしまったときの3つの対処方法を紹介します。1度、バッテリー上がりをしてしまうと充電しても再びバッテリー上がりが起きる可能性が高くなります。ここで紹介する対処方法はいずれも一時的な応急処置ですので、復旧後は早めにバッテリーの交換や点検を行いましょう。

自分で対処する場合
①ブースターケーブルを使う
(救援車両から電気を分けてもらう)

他の車とブースターケーブルを繋ぐことで電気を分けてもらい、一時的に復活させる方法(ジャンピングスタート、ジャンプスタート)です。救援車両は同じ電圧の車が望ましいです。大型トラックは普通車と電圧が違うためNG。ハイブリッド車は電源系統などが故障する恐れがあるため救援車にできないことが多いです(取扱説明書をご確認ください)。
ブースターケーブルはカー用品店などで購入することができるのでマイカーに積んでおくと安心です。ブースターケーブルを選ぶ際は愛車のバッテリーに適合する商品を選びましょう。

エンジンオイル商品棚

ブースターケーブルは番号の通りに
接続してください
※取り外しは接続時の逆で行う

【おすすめ商品】

ブースターケーブル

大自工業
ブースターケーブル
JBC-512

ブースターケーブル

つなぐ順表示タグが付いているので、その順番に接続するだけで簡単!

  • 軽自動車~ワンボックス/ディーゼル車/
    ハイブリッド車用
  • DC12Vバッテリー車用
  • 絶縁カバー付

2,560円(税込)

自分で対処する場合
②ジャンプスターター
(小型の携帯バッテリー)を使う

携帯用のジャンプスターター(小型バッテリー)があれば、自分1人でもバッテリー充電が可能です。手順はジャンプスターターのケーブルのプラス端子、マイナス端子に注意してそれぞれ、バッテリー端子のプラス、マイナスに接続したらエンジンを始動させます。
端子を取り付ける際は、プラス端子を最初に取り付け、次にマイナス端子を取り付けます。外すときはマイナス端子から取り外しましょう。詳細な使い方に関しては取扱説明書をよく読んでご確認ください。

【おすすめ商品】

ジャンプスターター

カシムラ
ジャンプスターター 5400mAh
KD-151

ジャンプスターター

DC12Vバッテリー車やバイクに! バッテリー上がりの際にエンジン始動を補助します。

  • バッテリー容量:5400mAh

10,164円(税込)

プロにお任せする場合
③ロードサービスや
修理業者を利用する

ロードサービスを呼んで救援を依頼する方法もあります。JAF(日本自動車連盟)に加入されている方はJAFのサービスを活用しましょう。また任意で加入されている自動車保険やクレジットカードにもロードサービスが付帯されている場合があるので、自分が加入している保険会社のサービスを事前に確認しておくと安心です。
ハイブリッド車や電気自動車の場合は素人が対応するのが難しいので、ロードサービスを活用しましょう。
しかし万が一、ロードサービスを利用してバッテリー交換が必要となった場合は、作業工賃・部品代含めてトータルの料金はカー用品店で購入するよりも割高になることが多いです。

バッテリーが上がってスマートキーが
使えないときはどうする?

バッテリー上がりでスマートキーが使えなくなったときは、スマートキーの中に「メカニカルキー」、「エマージェンシーキー」と呼ばれる、緊急用の物理的な鍵が入っていますので鍵を取り出して使いましょう。鍵の使い方については説明書を参照に。説明書がない場合は、ディーラー(販売店)にお問い合わせください。

バッテリーが上がった時に
やりがちなNG行動

プッシュスタートボタン

エンジンがかからない時に、何とかエンジンを始動させようと何度も連続してエンジンをかけたくなりますが、更にバッテリーに負担がかかり劣化が進行します。また、わずかに残っていたバッテリーの電力も消耗してしまいます。
バッテリーが上がった場合はそのまま長期間放置せず、なるべく早くバッテリーの充電を行い、バッテリーの状態をチェックしましょう。

バッテリーが復旧!
その後にすべきこと

運転

ジャンピングスタートなどでバッテリーが復旧しエンジンがかかるようになったといっても、それはあくまで応急処置。再び安全に走行するためにバッテリー上がり復旧後に、やらなければならないことを紹介します。

走行することでバッテリーを充電

バッテリー上がりを起こしたバッテリーをジャンピングスタートなどでエンジンがかかるようになった後は、そのままエンジン切らずに、1時間程度、エンジンを回してバッテリーに電気を充電する必要があります。アイドリング状態だと周囲に迷惑がかかる場合がありますし、時間もかかるので、時速50kmぐらいのスピードで30分ほど走行したほうが早くバッテリーに充電できスムーズです。

バッテリーは自然回復するの?

一度上がったバッテリーは、自然に回復はしません。バッテリー上がりを起こしたらなるべく早く充電を行い、その後はカー用品店やディーラーなどでプロの方にバッテリーの点検をしてもらいましょう。

電装品の使用をなるべく避ける

バッテリー上がりを起こし、簡易的に充電した後は、バッテリーへの負担を減らすため、なるべく電装品を使用しないようにしましょう。

バッテリーを交換する

バッテリーチェック

バッテリー上がりを起こしたバッテリーは相当な負担がかかっています。また何らかの問題があってバッテリー上がりを起こした可能性もありますので、エンジンがかかるようになったとしても、再びバッテリー上がりが起こることもあります。そのためバッテリーの充電後はバッテリー本体のチェックをしてもらい、問題がある場合はバッテリー交換をしましょう。

交換時に気になる、
バッテリーの価格は?

バッテリー

万が一交換することになったら気になるのが費用。ここではバッテリータイプとそれぞれの価格をご紹介します。バッテリーは車種に合わせてさまざまな種類やバッテリーサイズがありますので、乗っている車に合うバッテリーを選ぶ必要があります。
例えば、ハイブリッド車やアイドリングストップ車は専用のバッテリーが必要です。そのためバッテリーを選ぶときは車のタイプにも注意しましょう。

主な車のタイプ4つ

通常車(充電制御車)
近年の車に多い充電制御車(充電制御システム搭載車)は従来の車と異なりバッテリーの充電方法に違いがあります。そのため、充電制御車に対応するバッテリー以外を使用するとバッテリーの寿命が短くなることや、燃費の悪化につながる可能性があります。 ジェームスで取り扱っているバッテリーはすべて充電制御車対応です。
アイドリングストップ車
エンジンの始動・停止を繰り返すため大きな容量が必要なバッテリーとなり、通常車向けのバッテリーだと充電不足になりやすいため専用バッテリーが必要です。
ハイブリッド車
ハイブリット車は、走行用のモーターを始動させる駆動用のバッテリーと補機バッテリーがあります。ジェームスでは補機バッテリーの交換を承ります。
EN規格搭載車
EN規格とは欧州統一規格のことで、日本車の中でも車種によりEN規格のバッテリーを採用しています。

それぞれのタイプに合う
バッテリーの価格はこちら

通常車(充電制御車)におすすめ!

クルマの電池
ベーシック

クルマの電池

毎日お車を使う(10km以上)方や2年以内に乗り換えを検討されている方におすすめ!最低限の基本性能を満たしたベーシックモデル
性能ランクstar
※古河電池調べ
2年または40,000kmの製品補償

8,800円(税込)~

アイドリングストップ車におすすめ!

クルマの電池
プレミアム

クルマの電池

毎日車を使う(10km以上)などで、毎日バッテリーの充電ができるお車におすすめ! アイドリングストップ車における基本性能を満たしたモデル! 性能ランクstar(アイドリングストップ車の場合)
※古河電池調べ
18ヶ月または30,000kmの製品補償(アイドリングストップ車の場合)

13,800円(税込)~

トヨタ車のハイブリッド専用バッテリー

クルマの電池
ハイブリッド

クルマの電池

液量点検や補水が不要! 独自技術によってハイブリッド車を安全に使用いただくための機能を充実させたモデル!
性能ランクstar
※古河電池調べ
3年または60,000kmの製品補償

33,200円(税込)~

EN規格搭載車専用のバッテリー

クルマの電池
EN

クルマの電池

最新のトヨタ車にも採用されている高容量&安全設計の国産車用モデル
性能ランクstar
※古河電池調べ
2年または40,000kmの製品補償

30,800円(税込)~

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バッテリー
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わからないことがあれば
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まとめ

ここまでバッテリー上がりの原因から対処法を紹介してきました。
万が一のバッテリー上がりのときに慌てないためにも、ブースターケーブルや携帯用のジャンプスターターを準備しておくと安心です。1度バッテリー上がりを起こしたバッテリーは、充電してもバッテリー上がりが再び起きやすい状態です。
そのまま使用できるか、交換するかの判断もジェームスのバッテリー点検を活用ください。交換が必要となった際は、愛車に合ったバッテリーを提案し安全安心の体制で作業を行います。

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よくある質問

バッテリー上がりは何が原因?

ライトや室内灯のつけっぱなし(消し忘れ)、電装品の多用で過度にバッテリーに負荷がかかったときや、長い間、車を動かさないとバッテリーの自然放電という現象が起き、バッテリー上がりの原因になります。

バッテリー上がるとどんな症状が出る?

ライトや室内灯が点灯しない、パワーウィンドウなどの電装品の使用ができなくなる、エンジンがかからなくなるなどの症状が出ます。

バッテリー上がりには
どんな対処法がある?

ブースターケーブルをつないで救援車両から電気を分けてもらうか、携帯用のジャンプスターターで電力を供給するか、ロードサービスを呼んでバッテリーの充電をお願いする方法があります。

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この記事を執筆・監修した人
鈴木珠美(Suzuki Tamami)

カーライフアドバイザー&ゆるトレ講師。車専門誌、女性誌の編集者を経て、車のある暮らしにまつわる企画・編集・執筆。また運転疲れを軽減し、安全運転へ導くストレッチの監修も行う。女性の車生活を応援する「beecar(ビーカー)」編集長。その他、ワークショップの開催、TV・ラジオ出演等

※2023年8月31日時点の情報に基づいた内容です

車のバッテリー上がりの対処法とバッテリー価格をまとめて紹介|カーメンテナンス|カー用品店のジェームス公式Webサイト